調査方法は全面打診法と外観目視法の併用になります。
直接壁面に接して観測する直接目視法と壁面の表面をテストハンマー等で叩いて生じる打撃音の変化により浮立箇所の場所と程度の調査を行う全面打診法。
【調査方法】
・仮設足場を使用して打診する方法
費用・日程に余裕があり連続して補修工事を予定している際には有効です。
・高所作業車を使用して打診する方法
作業車の進入が可能で、高さが届くのであればもっとも有効な調査方法です。
・ゴンドラを使用して打診する方法
作業車が進入できない場合に有効な調査方法です。
・ロープアクセスにて打診する方法
間接費用が少なく、最も全面打診法に有効な調査方法です。
・赤外線装置法にて調査する方法
調査対象が大きくなるほどコスト面に優れた調査方法です。
それぞれに一長一短がありますので調査対象物の環境に合わせた調査方法を選ぶことが大事です。