報告義務にもなっているのも分かっているが、年数も20数年経過しておりお客様に何かあってからでは心配なので外壁調査を検討をしているとのことでした。
担当者の方は近所のマンションの外壁も落下したばかりなのでなるべく早く実施をしたいとのことで見積もりをしたのですが
調査にも数十万の費用が掛かりましたので、改修工事を実施したほうが良いだろうということで、申し訳なさそうに連絡を頂きました。
調査だけでそんな費用はもったいない!
見た目大丈夫そうだから問題ない!
調査したところで何もなかったらもったいない!
塗装でもして落下しないようにしておけば大丈夫だろう!
と会議室でのやりとりがあったのではないかと勝手に想像していたわけですが!
再び連絡をいただき剥落防止の塗装にもずいぶんと費用が掛かりますねと、全体改修をするにしても一度外壁調査を実施してから検討したいということで熱く上司の方を説得していただいたようで外壁全面打診調査が決定!
有難うございます!
今回のように外壁調査は高くないけどもったいないと思っている方も多いと思うのですが、外壁調査にも少しはメリットがあるのでは思い列記してみました。
・危ない壁面があれば早急な対応が出来て事故を防げる。
・現状把握により最小限の補修が選択できる。
・大規模改修でも適正な検討ができ、最小限の資源での計画が出来る。
・改修計画により適正な業者選定ができ、発注金額の低減に繋がる。
・建築基準法の報告義務を果たし、社会的信頼が高まる。
今回のケースでは全体改修の2%以下の予算で外壁全面打診が可能でした。
部分的な補修を行うにしても大規模改修を行うにしても現状把握をすることにより、少しくらいはメリットもあるのではと思いますがどうでしょう。